副業必須の理由【その2】サラリーマンはすでに絶滅危惧種

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前回は、『副業必須の理由【その1】日本型雇用システム大崩壊と無くなる仕事』を紹介した。

前回の主要ポイント
・2020年現在、日本の大企業もジョブ型に移行が始まった。
・今後10~20年で49%の仕事が機械に取って代わられる高いリスクがある。

・ジョブ型のデメリットは、とくに「個の力」が必須。「結果が全て」を要求される。

 

今回は、副業必須の理由【その2】『サラリーマンはすでに絶滅危惧種』。
まず「働かないおじさん」から徹底暴露し、「40歳代強制定年」と「失業者増大」を予測する。

 

働かないおじさん問題

「働かないおじさん」というのが最近流行語になっているが、今に始まったことではない。

 

 

若いころ安い給料で汗水たらして働いた。

50歳前後になって、そこそこ給料も高くなったが、出世も頭打ちになった。

定年まであと...どうすんの?

 

「よし、それでは若いころ安い給料で働いた分は損なのでこれから元をとろう!」という考え方。

 

1.もう出世は期待できないので会社に通ってさえいればよい。
2.もう仕事は無理しないで適当に。

 

最悪な重症患者は、「定年まで仕事はやってるふりをすればよい」なんていうのも。

 

「働かないおじさん」は、とくに大企業に多い。

 

なぜなら、わたしも20年間大企業に勤務していたから、よ~く知ってますよ(笑)。
中年になっても仕事をバリバリやったので、「村八分」に遭いましたねwww。

 

笑っちゃうでしょ?
これが、日本型の雇用システム(終身雇用)の特徴なんですよ。

 

「働かないおじさん」の会話で最も多いのが、過去の経験談や自慢話。
そして定年後の年金生活は話題の定番。
さらにのけぞったのが、自治会(町内会)。

「元常務取締役」なんて、肩書入りの名刺を出してきました。

元常務取締役?..それがどうした?

 

 

なぜ、「働かないおじさん」が最近取りざたされているかというと言うまでもない。

 

前回記事の『副業必須の理由【その1】日本型雇用システム大崩壊と無くなる仕事』で紹介した、
「メンバーシップ型」から「ジョブ型(成果主義)」への脱却が始まっているからである。

 

 

トヨタが2021年春から一律定期昇給を廃止、成果主義を拡大の予定。
その他企業も後を追い、成果主義へ。

 

働かないおじさんに忍び寄る魔の手

 

忍び寄る魔の手は「黒字リストラ」。

働かないおじさんが真っ先にターゲットになる。

 

今までリストラ(早期・希望退職)は業績不振が背景にあったが、
「黒字リストラ」は業績が非常に好調な企業までもがリストラに踏み切りだした。

 

その募集対象年齢も、多くの大企業が足並みをそろえるように、45歳にまで下げてきている。

 

会社側も特別な事由が無い限り、一方的解雇は違法。
「あなたの仕事は無くなった」とか、簡単な理由では解雇できないからね。

 

そのとき働かないおじさんたちはどうするか?
ゴールの定年まで会社に必死でしがみつくだろう。

「ジョブ型」で雇用された有能な若手社員やその上司から、会社内でどなられるのに耐えらればの話だ。

 

しかし今からでも遅くない。
働かないおじさんは、一刻も早く頭のOSを切り替えて生産性を数値化(見える化)し、以下のスキルを身に着けよう。

 

1.会社の売り上アップ。(攻め)
2.会社のコストダウン。(守り)

 

最低限、これらを意識しないと、わたしがこれからオススメする副業(複業)などとてもムリ。

 

終身雇用は無くなり40歳代強制定年が始まる2021年~

前述「黒字リストラ」の先駆けとなり、2021年から成果主義が本格的に加速する。

 

40歳代強制定年は、生産性に見合わない賃金を払っている社員がターゲットになる。

働かないおじさんたちを会社においてやる体力は、企業に無い。

 

早期退職したその後が恐ろしい。

わたしも44歳でリストラ(早期退職)に遭い、その後が恐ろしさを痛感している。

 

40歳代で退職した社員は、よほどのスキルが無い限り、再就職は困難。

今まではけっこう口利きや天下り的なケースもあったが、もうそういう時代は終わった。

もし再就職できても収入は激減だろう。

 

一昔前は奥の手で、タクシー運転手という手もあったが、今やコロナ過で売り上げは激減。

 

今までは会社に食べさせてもらっていた。

しかしこれからは個の力。

自力で稼がなくてはならない。

 

「もらう」から「稼ぐ」への転換である。

 

 

中小企業の大廃業が失業者増大に追い討ちをかける

2025年には、中小企業の大廃業は全体の約半分になると予測されている。

 

中小企業の大廃業の要因は3つ。

 

1. 景気の悪化で資金繰りに窮する。
2. 経済環境の大きな変化。
3. 後継者不足。

 

大企業のリストラに加えて、中小企業の大廃業は失業者の増大を加速させる。

 

前述、40歳代強制定年で述べたように、再就職が困難になるからだ。

 

2020年現在、中小企業の大廃業予備軍は127万社とも言われている。

そして予測される失業者数は650万人と試算されている。

 

新型コロナによる失業者を加えると、恐ろしい数になるだろう。

 

新型コロナによる新卒採用激減2021年~

新型コロナによる企業の新卒募集が先送りになってい約80%以上の学生の就活が長期化している。

 

高校生では、約26%が就職未定。

 

大きな要因は、企業の成果主義(ジョブ型)と中小企業の大廃業。

 

とくに、企業の成果主義(ジョブ型)遂行での中途採用優先も大きな要因とみる。
サラリーマンは絶滅危惧種と言われる、さらなる要因にもなった。

 

役に立たない新卒よりも、十分なスキルを持った即戦力の社員を企業は欲しがるだろう。

 

退学を考えている大学生が増加している。

新型コロナでアルバイトが激減し、学費と生活費が捻出困難になったのが一番大きな要因。

これは、国をあげて支援しないと、日本が滅んでしまう大問題です。

優秀な学生たちは国の財産。

国の支援が足りなければ、複業で乗り切り、卒業してほしい。

 

 

『副業必須の理由【その2】サラリーマンはすでに絶滅危惧種』まとめ

1. 「働かないおじさん」が最近取りざたされているのは、
「メンバーシップ型」から「ジョブ型(成果主義)」への脱却が始まっているから。

2. 40歳代強制定年は、生産性に見合わない賃金を払っている社員がターゲットになる。

3. 中小企業の大廃業が失業者増大に追い討ちをかけ、予測される失業者数は650万人と試算されている。

4. 新型コロナによる新卒採用激減の背景には、成果主義(ジョブ型)遂行での中途採用優先が大きいとみる。

5. 優秀な学生たちは国の財産。国の支援が足りなければ、複業で乗り切ろう。

 

次回予告

次回は、『副業必須の理由【その3】中高年サラリーマンの副業増加で競合拡大』について、お伝えします。

とくに、中高年サラリーマンの副業が急増中。
その割合と仕事内容の詳細を調査する。

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